伊藤は代表選手で唯一、Tリーグに参加していない。海外ツアーを主戦場とし、「打倒中国」を掲げて世界を転戦してきただけに国内大会重視に釈然としないのだろう。
また、ライオンカップで優勝した張本智和(18)も、「優勝したからといってこの方式に賛成というわけではない。せめてリーグ戦であれば多少の納得はできますけど、単純にドロー(トーナメント)とか、全日本(選手権)の結果が含まれているとか、急に決まった点が多すぎるっていうので」と苦言を呈している。
次世代の選手にとってはチャンスだが、トップ選手にはわだかまりの残る新方式と言えそうだ。