大谷翔平がOP戦圧巻の最速159キロ5K!仕上がり昨季以上でサイ・ヤング賞へさらなる現実味
投手としての復帰が実質1年目だった昨シーズンは、尻上がりに調子を上げた。開幕直後の4試合は計21与四死球も、後半戦は10試合で13与四死球。制球が劇的に改善されたばかりか、10試合中8試合が2失点以内でサイ・ヤング賞候補という声も上がったほど。登板を重ねるうちに、移植した腱が馴染んできたのだろう。
このオフは早々と渡米して、みっちりトレーニングを積んだ。肉体的な不安がないうえに、精神面の負担も軽減するのではないか。
昨季は孤軍奮闘。他に計算の立つ先発がいなかったが、エンゼルスはオフに160キロ右腕のシンダーガード(29)をFAで獲得した。20年3月にトミー・ジョン手術をして以降は2試合に登板しただけだが、キャンプ中に行われた実戦形式の投球練習では変化球も交えて復活気配。「腕が蘇った感じ」と本人も手応えを口にしている。15年からの5年間で47勝の先発投手が計算できるようになれば、大谷は自分が何とかしなければと力む必要もなくなる。
投手として今季が視界良好なら、サイ・ヤング賞も狙えるかもしれない。
■ダル3回無失点
パドレス・ダルビッシュはロッキーズ戦で3回を3安打無失点の6奪三振。パイレーツ・筒香はレイズ戦で2打数1安打だった。