巨人の貧打は助っ人補強では解消できず…原監督の「配置転換」にコーチ陣が戦々恐々
巨人が打てない。
セ・パ交流戦は2カードを終えて3勝3敗の五分ながら、チーム打率.219は12チーム中10位の貧打にあえぐ。前カードの日本ハム戦は27日の初戦が3安打、29日の3戦目も6安打。ともに2得点しか奪えずに敗れた。
ただ、補強に動こうにも、ウォーカー、ポランコの両助っ人はすでに2番と5番でフル活用されている。ウォーカーは打率.298で3割目前。ポランコもウォーカーと並ぶチーム3位タイの8本塁打で、4番・岡本和の後の5番を任されている。さらに二軍にはウィーラーも控えている。巨人の貧打は助っ人補強では打破できないのだ。
そこで浮上しているのが、「コーチ陣の入れ替え」である。一軍の打撃部門は主に金杞泰コーチ(52)、村田修一コーチ(41)が担当。さるチーム関係者がこう言った。
「今季日本ハムから復帰した“ガッツ”こと小笠原コーチ(道大=48)が二軍の打撃担当。昨季まで日本ハムで一軍のヘッドコーチを務めていて、先日は不振で二軍落ちした中田翔を『日本ハム時代から知っている』とマンツーマン指導。復調させて一軍に戻したことで評価は上がっています」