ソフトバンクが波に乗れない本当の理由…得意の交流戦で凡ミス目立ち貯金増やせず
交流戦でやたらと凡ミスが目立ったのがソフトバンクだ。
5月24日のDeNA戦では三塁を狙った三森がヘッドスライディングを敢行するも、滑り過ぎて全身がベース上を通過してしまう珍しい“オーバーラン”。当然、憤死である。
今月5日の中日戦では左翼のグラシアルが緩慢送球の隙を突かれ、失点。さらに12日のヤクルト戦でベテランの松田が一塁で牽制死。タイミングはセーフでも、立ち上がって塁に戻る一瞬、体がベースから離れてしまい、一塁手のオスナにタッチされた。
ソフトバンクは過去、交流戦で8度優勝。通算219勝135敗18分けと、セをお得意さまにしていた。それが今季は9勝9敗と貯金を増やせなかった。
ソフトバンクとヤクルトでコーチ経験のある飯田哲也氏は「確かにイージーミスですが」と、こう続ける。
「松田のケースは珍しい例。完全にセーフのタイミングだったので、まさかタッチされるとは思ってなかったのでしょうけど、あれはやってはいけないプレーです。同点の三回、無死の場面でのミスだったので、流れが悪くなったのは否定できない。ただ、ソフトバンクに殊更ボーンヘッドが多いわけではない。他のチームも結構あります。負けているから目立っているだけですよ」