崖っぷち原巨人が日本ハム新庄監督に“逆SOS”のトレード画策! 狙いは鉄人左腕リリーバー

公開日: 更新日:

 巨人のフロントが水面下で慌ただしさを増している。他球団の編成担当によれば、「投手陣の補強に動いている。先発陣の駒不足を若手で補おうとしたものの機能せず、そのしわ寄せがリリーフ陣にきた。救援防御率は4点台をかろうじて切っている状態。これをなんとかしないことには、CS圏内の3位確保もおぼつかない。勝ちパターンを任せられるセットアッパー、特に不足する左腕をターゲットにして複数球団と話をしているようです」という。

 確かに、チームは崖っぷちだ。最大で11あった貯金は、2日についにゼロ。翌3日の広島戦に勝って借金生活突入こそ免れたものの、貯金28で優勝マジック51を点灯させる首位のヤクルトとは13.5ゲームの大差をつけられている。

■ワースト2位救援防御率

 チーム防御率はリーグワースト2位の3.82。開幕ローテーションに抜擢された大卒2年目の山崎伊織(23=10試合登板で2勝3敗、防御率4.36)、ドラフト3位ルーキーの赤星優志(23=13試合で3勝4敗、同4.78)、高卒3年目の堀田賢慎(21=5試合で1勝2敗、同7.20)がプロの壁にはね返され、シーズン序盤からフル回転状態になったリリーフ陣も次々に打ち込まれる悪循環に陥った。救援防御率もワースト2位の3.98。ヤクルトの2.56とは決定的な差が生じている。

中日鈴木博志、岡田の名前俊哉も

 2年連続のV逸が現実味を増すどころか、下を見れば4位の阪神と3.5ゲーム、5位のDeNAとも4ゲーム差。ことここに至って、開幕前に掲げた「発掘と育成」の旗を降ろし、例によってトレードによる補強に活路を見いだすしかなくなったようなのだ。

「リリーフの実績があって、かつ、所属球団で居場所を失いつつある投手ということになれば、中日の鈴木(博志=25)、岡田(俊哉=30)あたりが候補になる。鈴木は右ですけど、かつての守護神でまだ若い。14セーブを挙げた2019年以降はフォーム改造の影響などもあって結果が出ず、20年は6試合、昨年は18試合と登板機会が減っている。今季も開幕二軍でシーズン途中に先発に転向、それでも2試合で防御率6.48と完全に頭打ちです。リリーフ経験豊富な左腕の岡田も昨季は19試合の登板に終わり、今季はここまで先発2試合に投げただけ。こちらも防御率9.00で二軍生活を強いられている。とはいえ、同一リーグのライバルである巨人とシーズン途中にトレードをまとめるのは障害が多く、そもそも中日もチーム防御率がワースト3位の3.80と投手陣の台所事情が苦しい。となると、商談の相手は日本ハムではないか。日本ハムには実績抜群の左腕リリーバーが余剰戦力になっている。巨人と日本ハムは友好球団ですし、話が早いですから」(前出の他球団編成担当)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット