巨人坂本3度目離脱で「後継者探し」風雲急! 急浮上するドラ1候補と内野シャッフル案
1位指名は即戦力投手が濃厚だったが…
これにより、巨人は真剣に坂本の後継者探しをする必要性に迫られる。前回の離脱の際は主に中山が遊撃に入っており、引き続き後釜の筆頭候補ではある。ただ、競わせるのが原監督のやり方だ。
「チーム事情から、今秋の1位指名は即戦力投手が濃厚だったが、坂本がこうなった以上、上位で内野手を強化することになるかもしれない」と、さる球界関係者がこう続ける。
「今年は遊撃手の1位候補が見当たらないこともあり、大学日本代表でも主将を務める立大の『打てる二塁手』山田健太が急浮上します。大阪桐蔭では根尾らと同期。DeNA牧タイプの183センチ、85キロの大型二塁手を取って、体の状態が良さそうな正二塁手の吉川を遊撃に回し、中山や湯浅らと競わせるのです」
さらに別のプランも考えられる。
「昨年、三塁手部門でゴールデングラブ賞を獲得した岡本和を一塁へ回し、坂本を遊撃より負担が少ない三塁で起用する。チーム内には守備力の高い坂本をいきなり一塁へコンバートするより、岡本が一塁へ回った方が自然という意見もあります」(同前)
坂本の今季3度目の離脱により、ドラフト戦略の変更など、チームを混乱させる内野手の大移動が、いよいよ始まりそうである。