ボロボロだった渋野日向子が突然“豹変”したワケ 全英女子8バーディー単独首位発進!

公開日: 更新日:

風のおかげで思い切りの良さを取り戻した

 ホールアウト後のインタビューで渋野はこう言った。

「風との戦いになると思ったので距離感を大事に集中して、いいショットが打てた。パットも全体的に強気で打てた。昨年、米国でプレーするためもっと強くなりたいと思った。試合中に考え過ぎて何をしていいかわからなくなった。(今日は)これだけ風が吹くと考える余裕はない。風と向き合うと割り切って、それができたのがよかった」

 風速10メートル以下の風はスコットランドのリンクスでは「強いうちに入らない」といわれる。それでも渋野がプレーしている時は7メートル前後まで風速が上がった。

「怖がらずにクラブを振り切れたのが結果につながった」(渋野)と、風の中で目の前の一打に集中したことで邪念が消え、思い切りの良さを取り戻したことが好スコアにつながったのだ。

 初日、6アンダーで単独首位に立ったが、2日目も無欲でプレーできるのか、一抹の不安もある。

「スコアを崩したくない」と、守りのゴルフになればプレースタイルも消極的になり、クラブを振り切れず、元の渋野に戻ってしまうことになる。

 ボギーも打つが、すぐにバーディーを取るのが強かった時の渋野のゴルフだ。2つ目のメジャータイトルがチラつく2日目に注目だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」