新庄日本ハム今季5度目サヨナラ勝利、最多観客も素直に喜べず…清宮故障リタイアの痛恨
危険なスライディングで左肩故障
いまだ最下位でも、続投報道が出た新庄監督は来季に向けてやる気満々。ナインを発奮させ、少しでも戦力を底上げしたいはず。だがそんな中、試合中に病院送りになったのが清宮幸太郎(23)だ。
10日の西武戦で二塁に滑り込んだ際、カバーに入った遊撃の源田と衝突。滑り込むタイミングが遅く、審判に「危険なスライディング」と判断された。この日は1打席目から左肩をかばうようなスイングをし、2打数無安打。六回の守備から交代した。指揮官は試合後、昨日の走塁時に左肩を痛めていたことを明かし、「すぐに病院に行かせました。試合前は大丈夫だったと思うんだけど、(初回の西武の)森くんの(右翼線の)打球で肩が上がって痛いポイントに入ったのかな」と心配そうだった。
清宮は今季、昨オフに新庄監督が指示した減量効果もあってか、自己最多の13本塁打を放つなど、指揮官の育成手腕を見極める上で象徴的存在といえる。仮に離脱となれば、それこそ成長に足踏み、最悪逆戻りともなりかねない。
好事魔多し、か。