バットが飛んできた後に注意されても遅い! 試合の潤滑油になる「ダメ出し注意喚起」
阪神の主砲・佐藤輝明が、21日の巨人戦の初回、空振りしてバットがすっぽ抜けて一塁側スタンドへ飛び込んだ。直後に「試合中、バットが飛んでくることがありますのでご注意ください」と場内アナウンスが流れて、スタンドはドッと沸いた。
「ファウルボールにご注意ください」はよくあるが、「バットが飛んでくることがありますのでご注意ください」って、そういうことは飛んでくる前に注意しなきゃな。飛んできた後に「バットが飛んでくることがあります」はねえだろ。起きてから「二度と起きないように対策」が口癖の政府じゃあるめえし。
いくら先に注意喚起しても役に立たない例もある。山道のカーブの入り口に「落石注意」という上から石が降ってくるイラスト入りの標識が立っているだろう。昔、運転免許の切り替え講習で小やかましい交通課退職オヤジ講習官に質問した。
「落石注意であのイラストということは、カーブを曲がる時、崖の上でガラガラ音がして石が落っこちてきたら危ないので急いで抜けろということか? 石が最後の1個まで残らず落ち切るまで止まって待てということか? どう注意すればいいか教えてもらいたい」