ロッテ佐々木朗希「1失点完投負け」の収穫 オリの執拗なバント攻めにも動じず堂々97球

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 ロッテ佐々木朗希(21)が2日のオリックス戦で圧巻の投球を見せた。

 オリックスからすると、佐々木朗希は4月に完全試合を献上した因縁の相手だ。そうした経緯があってか、この日は佐々木に対し、先頭打者から2者連続でセーフティーバントを仕掛けると、二回、三回も執拗にバント攻め。打者が一巡するまでに吉田正尚(29)、頓宮裕真(25)を除く計7人が打席でバントの構えを取って揺さぶりをかけた。

 それでも佐々木は動じることなく淡々と投げ、4回まではパーフェクト。五回、先頭打者の頓宮に与えた死球をきっかけに吐き出した1点が試合を決めることになったものの、最後まで投げ切り、4安打2四死球1失点。要した球数は97球だった。

 佐々木は5月に完全試合を達成しているとはいえ、まだまだ発展途上にある。現在も球数制限を課せられているし、年間を通してローテーションを守るのも初めての年だ。疲労の蓄積もピークだろう。

 そんな折に食らったバント攻めをものともせずに完投した。敗戦投手になったものの、大きな収穫はあったはずだ。

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