ドラフト前に異例の“指名公表合戦”どこまで? 「全球団単独1位」は優柔不断な阪神次第
これで1位指名選手を公表したのは、巨人、ソフトバンク(誉高・イヒネ)、西武(早大・蛭間)、日本ハム(日体大・矢沢)、広島(苫小牧中央高・斉藤)に続いて6球団目。指名選手は全て異なっている。
ドラフトまで1週間を切る中、次は東芝の153キロ右腕・吉村貢司郎投手(24)、高校通算38本塁打の大阪桐蔭高・松尾汐恩捕手(3年)あたりが事前公表候補となりそうだ。
「問題は浅野か松尾か、とされる阪神の1位。浅野なら巨人と抽選になるし、一方で関西のスポーツマスコミは松尾を『虎の恋人』と呼んでいる。曽谷の評価も高い。正式に就任が発表された岡田監督の意向もあるでしょう。そもそも阪神のドラフトは慎重というか、なかなか一本化できない傾向がある。他球団スカウトからは“優柔不断”なんて言われたりするだけに、公表するかは分かりませんが……」(前出の関係者)
阪神の決断によっては「12球団単独1位」の可能性も出てきた。