日本選手権はコールド負けも…カナフレックス・福間監督が来季リベンジ宣言
「やってもうたね。壮行試合では三菱重工WESTに連勝、三菱重工WESTや王子といった強豪チームに勝っていただけに、ショックでした」
3日、社会人チーム・カナフレックスの福間納監督(71)はこう言って肩を落とした。
滋賀県東近江市に本拠地を置くカナフレックスは2日、2年連続出場となった社会人野球日本選手権(京セラドーム)の初戦で強豪・日本通運相手に0-10で七回コールド負けを喫した。
福間監督は阪神タイガースで主に救援投手として最優秀防御率(83年)のタイトルを獲得、85年日本一に貢献したタフネス左腕。阪神、オリックスでコーチを歴任し、解説者、評論家としてもユーモアがありつつ的確だと評判だ。
2021年にカナフレックス投手コーチに就任。今季からチームの指揮を執る指揮官は、「初回にいきなり2番打者に特大の本塁打を浴びるなど、力の差を見せつけられました。ただ、ウチは予選からずっと守備に助けられてきて、少ない点数で守り勝つ野球を貫いてきた。選手、コーチ、裏方さん含めて他チームよりも少数精鋭でやってきた。今年はブラスバンドがついたり、(本社の工場があり本拠地を置く)東近江市も協力していただいていた。大きな期待を感じていただけに、悔しいですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と言葉を絞り出した。