FW町野修斗をDF中山雄太の代役に追加招集の不可解…W杯では“情報なし”が唯一の強み
日本代表のCF系FWは、神戸所属の大迫勇也が長らくレギュラーを務めてきた。年齢的な衰えと度重なる故障で招集外となり、ポスト大迫と言われていたFW上田綺世(セルクル・ブルージュ)が代表入りした。
「森保監督の広島監督時代の愛弟子・FW浅野拓磨(ボーフム)が9月中旬に右ヒザ靱帯断裂の大ケガを負った。11月に入ってボールを使う練習を始め、ここにきて痛みがぶり返した情報もある」(関係者)。大会前に離脱の可能性もあり、指揮官はFWの増員に踏み切ったというワケだ。
W杯での町野の唯一の強みといえば、対戦相手に情報が少ないこと。
映像などで徹底的に研究されるだろうが、相手DFにとっては「まったくの未知数なのでフィジカルの強さなどに戸惑う可能性もある」とは前出の六川氏。
町野の代名詞は得点後の「忍者ポーズ」。三重県伊賀市にルーツを持つことから生まれた独自のゴールパフォーマンスである。W杯でゴールを奪って忍者ポーズが知れ渡れば、日本へのインバウンド増加の一助になるかもしれない──。