森保監督の留任濃厚で「日本サッカー退歩」の懸念…“欧州常駐”で最先端戦術の習得は必要不可欠

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■ベスト8以上はムリ

 もっとも、森保監督続投となった場合に懸念されることがある。「これまでのように国内にとどまって親善試合や代表合宿をこなしても、最先端のサッカー戦術の潮流から置いていかれる」と話すのは元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏。

 カタールW杯で森保監督は、ドイツやスペインを相手に一方的に押し込まれながら、付け焼き刃的な3DFへの変更だったり、途中出場の三笘や堂安の奮闘で大番狂わせを演じた。しかし、やることなすことうまくいっても、目標としたベスト8以上の成績には届かなかった。これから森保監督が「今までと違うこと」をやらない限り、次回W杯はグループリーグ突破も難しくなるだろう。

「森保監督を続投させる場合、JFAは欧州に代表拠点を構築して森保監督をずっと欧州に常駐させ、日常的に欧州5大リーグ、CL、ELを視察するなどして最先端のサッカー戦術を学ばせ、スキルアップしたものを日本代表にフィードバックするしかありません。そうしないと現状維持どころか、日本サッカーの退歩を招く」とは前出の六川氏である。

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