レ軍ファッセ打撃コーチ「左打ち」、若手育成にも定評 吉田正尚の受け入れ体制は万全
ピーター・ファッセ(打撃コーチ・35歳)/ジェイソン・バリテック(捕手コーチ・50歳)
プロでの指導者経験は浅いが、若手育成に定評がある。
ファッセ打撃コーチは現役時代は右投げ左打ちのユーティリティー野手としてブルワーズ傘下のマイナーで2年間プレー。2010年に退団し、独立リーグに活躍の場を求めたが、メジャー昇格はかなわなかった。引退後は自ら設立した野球アカデミーでコーチを務め、19年に31歳でツインズ傘下のマイナーリーグ打撃コーディネーターに就任した。
ツ軍ではマイナーの若手の自主練に早朝から付き合うなど親身に指導。今季のア・リーグ首位打者(打率.316)ルイス・アラエス内野手(25)の土台をつくった。熱心な指導と育成手腕を評価され、今季からレッドソックスで打撃コーチを務めている。
「レ軍に移ってからも、試合後の打ち込みまで見届けるなど、選手へのサポートを惜しまない。わずか2年でアシスタントコーチから昇格したことからもレ軍首脳陣が評価していることがわかる。吉田は渡米1年目でメジャーのストライクゾーンや、外国人投手の動くボールにてこずるでしょうから、同じ左打ちでもあるファッセ・コーチは心強い存在になるはずです」(ア・リーグスカウト)