中日指揮官「途中休養」の黒歴史…26日にも自力V消滅でファンは立浪監督に退任要求
「中でも95年の高木監督は前年、巨人と『10.8』の激闘を戦った翌年にもかかわらず、借金13となった6月3日に、早々と休養を告げられた。その時点で親会社は星野仙一元監督の再登板を決めていたとはいえ、最近では16年に功労者の谷繁監督が途中休養している。80年の中利夫監督のように、低迷しながらも最後まで指揮を執り続けた例もあるにせよ、成績低迷の責任を現場の監督に押し付ける親会社、球団の体質は今も変わっちゃいない。現役時代、『ミスタードラゴンズ』として名を馳せた立浪監督に対しても、シビアな判断が下される可能性はあります」(中日OB)
立浪監督は3年契約の2年目だが、03年には山田久志監督が同じく2年目のシーズン終盤に解任されている。決して安泰とは言えないだろう。
その立浪監督は練習日の去る19日、若手選手を集め、「勝つために必死にやれ。自分が何をしたら勝ちにつながるか考えてやりなさい」とハッパをかけたそうだが、笛吹けども踊らず、20日、21日と巨人に連敗した。
上がり目も乏しい。昨季ブレークした岡林(21)に続き、今季は石川昂(21)、細川(24)、福永(26)ら新戦力が台頭しているものの、12球団ワーストの105得点を筆頭に打撃部門は軒並み低調。しかも、チーム32失策は断然の12球団ワーストで、立浪監督が目指す「最強の二遊間構築」への道のりは険しい。