巨人4年目左腕・井上温大が原監督の「ドラフト戦略」を左右する…リーグ再開初戦いきなり初登板の意味深
どういうことか。関係者が続ける。
■ドラフト1位の投手が代わる?
「今、チームには若手の左投手が足りないというのは共通認識。だからドラフト1位候補は当初、東洋大の左腕・細野が本命だったが、大学選手権で優勝投手となった青学大の常広や中大の西舘といった右の好投手、剛腕が評価を上げてきた。横川は技巧派というか軟投派だから、井上が今季、未来のエースになり得る活躍を見せられるかで『1位はより即戦力に近い右投手でいい』となるかもしれない。つまりドラフト1位の投手が代わるかもしれないのです」
そんな重要人物だけに、コーチ陣もピリピリしている。
「2月、ブルペンや紅白戦、オープン戦でアピールしていた最中に井上が痛みを訴えたもんだから、原監督は管理不足だとコーチ陣を怒った。原監督が最も期待する有望株だけに、もう一度、井上が故障したら、誰かのクビが飛びかねません」(同前)
今季初先発の左腕を再開初戦に抜擢するのは、それなりの意味があるということだ。