大谷翔平トレード消滅でヤル気満々もカラダ悲鳴…熱望してきた「ヒリヒリする9月」への不安
地元メディアなどによれば、シーズン中の補強を繰り返したため、すでにぜいたく税の課徴対象となる年俸総額(今季は2億3300万ドル=約327億円)を突破。これまではモレノ・オーナーの方針で、人件費を抑制してきたが、今季はレギュラーシーズンを勝ち抜くため、資金をつぎ込んでトレード期限ギリギリまで補強を続けるという。
大谷はチームの姿勢について「こうやって買い手側に回ることによって、戦力的にも強化されるし、やる気というか刺激というか、そういったものも変わってくる。まずはプレーオフを、またその先を目指したい」と、新たに高い目標を掲げた。メジャー6年目で初めてポストシーズン(PS)進出が見えてきただけに俄然、やる気になるのは当然。仮にシーズン終盤まで地区優勝やPS進出争いがもつれれば、大谷はこれまで以上に自らの体に鞭打ってフル稼働するつもりでいる。
実際、大谷は首脳陣から体調管理などを一任され、出場の可否は本人の判断に委ねられている。熱望してきた「ヒリヒリする9月」を過ごせるとなれば、多少の無理を押してでも出場を強行するのは必至。一つも負けられない状況になれば、レギュラーシーズンでも通常の中5日から中4日での登板に加え、救援まで買って出そうだ。大谷はPSでのプレーと引き換えに、フィジカルに重大なダメージを負うかもしれない。