巨人ドラフト戦線に異状あり…昨年は1、2位指名、助っ人も補強したのに「右の外野手」不在!
14日現在、セ・リーグ4位に沈む巨人が、昨年と同じ問題に直面している。
13日のDeNA戦は相手先発が左腕の石田だったこともあり、外野は左翼・長野、中堅・ブリンソン、右翼・浅野の右打者3人が先発出場したが、さるチーム関係者がこう言う。
「ドラフト1位ルーキー浅野が昇格したのも、14年目.38歳のベテラン長野が歯を食いしばってスタメンで出ているのも、ブリンソンが走塁で怠慢プレーをやって原監督に怒られても先発出場ができているのも、『使える右の外野手が少ないから』。現役ドラフトで獲得した新戦力のオコエは、春先こそ頑張っていたけど、今は二軍調整中。慶大から入ったドラフト2位ルーキーの萩尾は全く戦力になっていない。故障から復帰予定の丸を始め、梶谷、秋広といった外野の中心メンバーは左打者が多いですから」
ただ、それは昨年から指摘されていたことだ。昨秋のドラフト1位で高松商の浅野、2位で萩尾と、異例ともいえる右の外野手の連続指名に踏み切ったのも、そのためだ。さらに昨オフは、ブリンソンを補強し、広島から長野も復帰させた。それだけ手薄だったからだが、1年経過しても、また同じことを繰り返している。