メジャーが巨人・岡本和真のOPSに舌なめずり! レッドソックス吉田正尚超えのピカイチ評価
「今のメジャーでは、打者の評価は主に出塁率と長打率を足したOPSで行われる。セイバーメトリクスで使われる指標のひとつで、ざっくり言えば、これが優れているほど選球眼と打力を兼ね備えていることになる。OPSへの信頼度はもはや信仰に近いものがあるくらいです。今季の岡本のOPSはリーグトップの1.027。.900を超えれば超優秀の評価ですからね。昨季のOPSは.805だったが、急激な進化ですよ」
■Rソックス吉田の例
吉田もこのOPSが優れていた。最低値はルーキーイヤーの.854。以後、.900を切った年はなく、昨季は1.008。レッドソックスは「確実に活躍できる」という見込みがあったからこそ、高額な値段をつけたという。
過去、日本からメジャーに移籍したほぼすべての野手は、OPSが十数%下がっている。例外は今季1.066と驚異的な数字を残している大谷(エンゼルス)くらいのもの。日本で02年に1.153だった松井秀喜も、メジャーで.900超えは04年の1回だけ。イチローですら1回もなかった。