「オレが言えばルールも変わるかな?」原監督の傲慢にセ5球団反発…DH制却下で3年連続V逸

公開日: 更新日:

 惨敗した直後だけに「教育的」といっても説得力はゼロ。あるセ球団関係者は「ソフトバンクに歯が立たなかったから」「カネがある巨人が有利になるからだろ?」と断固拒否の姿勢を打ち出したという。

 この議論は再び巨人が日本シリーズでソフトバンクに4連敗を喫した20年オフにも火がついたものの、12月の理事会であえなく却下。なんと巨人を除くセの全5球団が反対したからだった。

 他球団の幹部は「DH制導入に賛成の球団もあるはずだったが、5球団全てが『反対』と異を唱えたのは、原監督の物言いや巨人のやり方への抗議ともっぱら。他の球団が提案していたら、採用されていたかもしれません」と指摘する。

 もしDH制が導入されていたら、巨人の時代が来たのだろうか……。原監督の失望は大きく、翌21年からBクラス2度を含む3年連続V逸で事実上の解任となった。

 かつては巨人が逆指名ドラフトFA制度の導入を主導してきた歴史がある。昨12日、正式に3年契約を結んだ阿部慎之助新監督に代わっても、巨人が影響力を取り戻すには時間がかかりそうである。 (つづく)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」