サッカー日本代表は来年3月北朝鮮戦に戦々恐々…“アウェーの洗礼”とケガ覚悟のラフプレー

公開日: 更新日:

 そもそも北朝鮮との敵地戦は、ピッチ内外でトラブル頻発が当たり前となっている。85年4月30日、平壌でのメキシコW杯予選で北朝鮮と戦った元日本代表DF都並敏史氏(JFLブリオベッカ浦安監督)が述懐する。

中国・北京経由で北朝鮮入り。入国審査に時間がかかり、チームメートとたわいもない会話を交わしていたら警備の軍人が机をバシバシ叩いて怒鳴りだし、こっちは仰天して直立不動でした。後半途中に後頭部に肘を入れられたMF木村和司さんが、意識消失の事態となって病院に運ばれましたが、北朝鮮の選手はケガも覚悟で体を当ててきます。

 スタジアムは8万人の超満員。北朝鮮がチャンスを迎えると地鳴りのようなどよめきが起き、これが強力なプレッシャーとなってテンションを保つのが非常に難しかった。取り決めで試合前に人工芝に水を大量にまくことになっていたにもかかわらず、ホースでチョロチョロっとまいただけ。人工芝がスパイクに引っ掛かって転倒者が続出したので猛抗議。やっとハーフタイムに散水車が入ったものの、0-0のドローに終わりました」 

 どんなアウェーの洗礼に、さらされるか──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動