ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏
■「佐々木くんの心が心配」とダルが推察
メジャーへの思いは、昨春WBCで共にプレーしたダルビッシュ有(37=パドレス)にも伝えているようだ。
ダルは昨年暮れ、音声配信プラットフォームアプリ「stand.fm」のラジオ中継で、佐々木とラインのやりとりをしたことを明かした。メジャー挑戦の要望について、「佐々木くんの心が心配。そこ(メジャー行き)を強く押している意味があると思う」と話した上で、球団との間にメジャー挑戦の条件について約束事があるかもしれないと推察していた。
選手会を自ら脱退したことも含め、性格的に控えめといわれる佐々木の“豹変”に驚くロッテ内外の関係者は少なくない。
そんな中、ロッテは26日、佐々木と契約合意に達したと発表。佐々木はこの日の記者会見の冒頭「ファンの皆様に報道などで誤解など、ご心配をおかけしてしまいました」と話したが、球団の中堅OBはこう言う。
「ロッテは早ければ今オフのメジャー移籍を容認したのだと思う。今回の騒動によってチーム内で孤立してしまうと、全体の士気に影響しかねない。ただでさえ『バックにいる黒幕に踊らされているとしても、メジャー移籍要求はおろか、選手会まで脱退するのはワガママが過ぎる』とみる選手、関係者は少なくありません。圧倒的な成績で周囲を黙らせるしかないわけですが、朗希の豹変ぶりを見ていると、周囲からヒール扱いをされたとしても夢を追う、という覚悟はできていると思う」