ロッテ佐々木朗希が戦う相手はパ5球団だけにあらず…メジャー挑戦には同僚の共感も必要

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「まずは去年、一昨年の成績を超えたい。去年も満足のいく結果ではなかったので」

 沖縄の石垣島で5年目のスタートを切ったロッテ佐々木朗希(22)がこう言った。

 キャンプ初日のこの日はキャッチボールや投内連携などで汗を流したが、15試合に先発して7勝4敗、防御率1.78だった昨季以上の成績を残したいというのだ。

 契約合意はキャンプインの6日前。球団は否定したものの、メジャーに行かせて欲しいと強硬だったがゆえに合意がキャンプ直前までズレ込んだのは事実だ。早ければ今季終了後、ポスティングシステムによるメジャー挑戦も現実味を帯びてきたが、「去年の成績を超える」ためにも必要なのは、ロッテナインの共感を得ることだろう。

 野球はチームスポーツだ。ナインの援護がなければ長いイニングを投げることも、勝ち星を重ねることもかなわない。一連の騒動もあって、ロッテナインは佐々木に「わがまま」なイメージを抱いているという。そういった見方を覆すだけの活躍が佐々木には求められている。

 相手にするのは他球団だけではない。ロッテナインに、これだけ勝利に貢献したんだから、メジャー挑戦も当然と思わせるくらい快刀乱麻の働きが必要だ。

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