巨人ドラ5左腕「完全投球」に他球団真っ青…新戦力充実に昨季までにはなかった期待感
巨人のドラフト5位左腕・又木鉄平(24=日本生命)が、首脳陣の視線をクギ付けにした。
7日に行われた今キャンプ初のシート打撃。カウント1-1から実施された実戦で先頭の萩尾、続く門脇を2者連続で空振り三振。「うまく崩せた」と自画自賛した主砲の岡本和に対しては、落ちる球で泳がせ、遊飛に仕留めた。
快投はなおも続く。中山を鋭く曲がる変化球で空振り三振に斬って取ると、山瀬には一転して内角の直球で詰まらせて遊ゴロ、秋広も見逃し三振に打ち取った。
打者6人から4奪三振の完全投球に、「チェンジアップが良かった」とニヤリと笑った又木。バックネット裏で視察した中日・岩田慎司スコアラーは警戒を強めた。
■「真っすぐで空振りを取れるから球の質もいい」
「いいですね。球の出どころが見えにくい。真っすぐが手元でピュッと伸びるから、打者が差されていた。三振を奪う能力があるし、真っすぐで空振りが取れていたから、球の質もいいんでしょう。スライダーなどの変化球のキレも良かった」