苦労人の巨人元ドラ1堀田賢慎「5年目の覚醒」はなぜ起きた...背後にいる5人の重要人物
「昨年春に有望株として一軍キャンプに抜擢されたが、張り切って入った初日のブルペンで右肩を痛めた。これに原辰徳監督(65)は『一軍に全力で投げられないような人がいる必要はない』と激怒。即二軍送りとなり、落ち込んでいました。結局、昨年は復活できず0勝。全権を持つ原監督の体制に萎縮していた。昨秋に阿部監督に代わった途端、日本代表との練習試合で好投したり、本格化してきましたから」
同郷の岩手出身で同学年、ドラフト1位入団と共通点が多い西舘勇陽(22=中大)の存在も大きい。堀田は小学生の頃から一方的に知っていたという。「僕は高卒で(西舘も)同じチームに1位で指名された。同級生なので負けられない」という強いライバル意識が原動力だ。チームメートとなった今では切磋琢磨する間柄。勝ちパターンのセットアッパーとして奮闘する姿に刺激を受けている。
昨秋のキャンプから“師弟関係”を結んだのが、内海哲也投手コーチ(42)である。西武から復帰し、「いい投手だと思っていたのに巨人に戻ってみたら、あれ? という感じだった」と修正に着手した。