日本に留まる男子プロが世界から見捨てられる日…国内ツアーは米下部ツアーより格下扱い
先のOWGRでのポイントは、フィールドランキングが土台になっている。これは開催コースの難易度、出場選手の世界ランキング、注目度、賞金の高さなど、大会のレベルで格付けがされ、それによって優勝ポイントも決まる。このフィールドランキングの平均ポイントの順位では、1位4大メジャー、2位WGC(世界ゴルフ選手権=昨年で終了)、3位PGAツアー、4位DPワールドツアー、5位コーンフェリーツアー(米2部ツアー)、6位アジアンツアー、7位日本ツアー。
つまり、日本ツアーは米国の下部ツアーより下に見られているのだ。メジャーをはじめ、米ツアーの出場カテゴリーはOWGR50位以内が選考基準だが、現在50位のカート・キタヤマ(米国)の総合ポイントは100.40。日本ツアーで年間10勝しても届かない。また、フィールドレベルが低い日本ツアーでいくら勝っても、世界レベルの技術もメンタル力も身につかない。
いち早く日本を見限り、DPワールドツアーからPGAツアーに昇格し、今回の全米プロで18位と健闘した久常涼(21)の決断は正しい。
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国内男子ツアーの人気低迷ぶりは悲惨の一言に尽きる。日程は虫食い状態で録画放送がはびこり、コースは低レベル。そんな事態を招いた「元凶」について、●関連記事【もっと読む】…で詳しく報じている。