巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

公開日: 更新日:

 同じことが今、起きている。原監督の尻拭いに追われた由伸監督と阿部新監督の姿がダブるのだ。

 19年からの第3次原政権で丸をFA補強するなど打線を強化。リーグ連覇を果たしたのも束の間、21年から3年連続V逸で、22年のチーム打率はリーグワーストの.242と貧打にあえいだ。そんなチームを阿部監督は引き継いだ。前出の高橋氏が続ける。

「丸、梶谷のFA組を含めた主力が過渡期で若手が育っていない。16年の由伸監督同様、今度は阿部監督が後始末に追われる格好になっているだけに気の毒です。投手陣はこの日先発の堀田らが延長十二回まで無失点でつないだが、ここまで点が入らないと、そのうち投手陣に影響する。1点もあげられないと汲々として、大胆に投球ができなくなる。それが心配です」

 昨季崩壊した投手陣は立て直しつつある。今度は「勝ちながら打撃陣を整備」という新たな宿題が課されることになる。原監督の次の監督はいつも大変だ。

  ◇  ◇  ◇

関連記事【前編を読む】…では本記事の前提となる重要事項、秦真司氏が指摘する巨人の「もったいなさ」などについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」