なぜ「マチアプ」で出会った男はアプリで浮気する? 恋人になってもやめないのはこんなタイプ

公開日: 更新日:
コクハク

2人一緒にアプリを削除したのに…

 マッチングアプリがきっかけで交際や結婚に発展したという話は、今や珍しくありません。

 しかし、男性がなかなかアプリをやめてくれず、他の女性と浮気をしていたというトラブルもしばしば起きています。これはなぜなのでしょうか。

【内藤みかのあたらしいのがお好き】

 アラフォーのC美さんは、マッチングアプリを介して、5つ年下の彼氏ができました。もうアプリは必要ないねということで、2人で同時にアプリを削除しました。しかしその翌月、C美さんは彼氏のスマホに再びアプリのアイコンがあるのを目撃してしまいます。

「一緒にアプリ消したよね?」と問い詰めたところ、「ごめん、実はアプリを再ダウンロードしてしまった」とのこと。

 アプリは退会していなかったので、他の女性とのやり取りを再び続けることができたそうです。ちょっと気になっている女性がいるというのです。

退会を見届けた彼氏が三たび…
 怒ったC美さんは、それでも冷静に「アプリの女性と私とどっちかを選んで」と頼んだところ、彼氏はC美さんを選択しました。そのため、今度は彼氏がアプリのプロフィールを削除し退会するところまでしっかり見届けました。

 これで一件落着…となったはずでしたが、またしばらくして、今度は彼氏のスマホに別のマッチングアプリが入っているのを目撃してしまいました。

 もう信用することができなくなったC美さんは、今度こそ別れを決意したのでした。

彼女がいるのになぜマチアプを?
 実はこうしたトラブルは、あちこちで起きています。恋人ができたのだからアプリはもう必要ない、というのが普通の感覚ですが、なぜかやめられない人たちがいるのです。

 これはもはや、アプリ依存や恋愛依存を起こしている状態なのではないでしょうか。

 例えば「異性と知り合い、恋人になるまでの過程が一番楽しい」という人は、アプリをなかなかやめることができません。恋人になってしまったらもう目的を達成してしまうため、他の新しい出会いが欲しくなってしまうのです。

 常に恋愛をしていたいというタイプの男性も、いったん恋人との関係が落ち着いてマッタリしてくると、ときめきを求めてアプリに手を出してしまいます。また、いろんな女性と遊びたいという男性も、アプリでワンナイトの相手を探し続けてしまうのです。

結婚したのにアプリで浮気

 C美さんの場合は、まだお付き合いの段階だったのでキズも浅かったのですが、より深刻なのは、結婚後にアプリで浮気されるケースです。

 同じくアラフィーのE子さんは、夫がアプリをしているのを見つけてしまったのです。しかもそれがE子さんと夫が出会ったアプリだったので、大きなショックを受けました。

 彼の言い訳は「ケンカした時に寂しくなってアプリを入れてしまった。でも誰かと会ったとかじゃなく、話を聞いてもらっていただけだから」というものだったのです。

夫婦ゲンカ後に夫がアプリを再開
 E子さんも夫にアプリを退会させ、一度は許しました。

 しかし彼は、夫婦ゲンカをした後にアプリを再開してしまったのです。そして今度は知り合った女性と会ったことも判明しました。

《今日はごちそうさまでした。初めて会ったのに前から知ってる人みたいだったよ》というメッセージが彼のスマホに表示されてしまったのです。

二人の関係に危機が走った時の逃避手段に
 アプリは異性と簡単に知り合えますが、その手軽さゆえに、すぐに浮気もできてしまうというリスクをはらんでいます。アプリで出会った男性は、二人の関係に何かしらの危機が走った時は、逃避手段としてアプリを選んでしまうことがあるので要注意です。

 E子さんの場合、仕返しに自分もマッチングアプリを入れて他の男性とやり取りを始めたところ、ご主人が大いに嫉妬し、もう二度とアプリをしないと約束してくれたそうです。

 アプリを使われたら、こちらも使い返す…どうやらこの方法が、一番効果があるのかもしれません。

(内藤みか/作家)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  3. 3

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  4. 4

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  5. 5

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  1. 6

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  2. 7

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

  3. 8

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  4. 9

    永野芽郁&田中圭「終わりなき不倫騒動」で小栗旬社長の限界も露呈…自ら女性スキャンダルの過去

  5. 10

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ