セを蹴散らした楽天・今江敏晃監督の「崖っぷち采配」…球団設立20周年で交流戦初V!

公開日: 更新日:

 打線も6月1日から鈴木が4番に座ったことが大きいという。

「鈴木自身、過去に4番を打ったこともあり、打順による重圧はないでしょう。さらに一発のある浅村とフランコを5番以降に置くことで、『つなぎの4番』としての鈴木の存在がより生きている。投手は一発のある打者が何よりも嫌。彼らの前に走者を出すまいと、鈴木と勝負せざるを得ないシチュエーションをつくっている。今江監督はじめ、首脳陣のベンチワークでしょう。交流戦前と後で、ナインの顔ぶれはほとんど変わってない。負けが込んでいた楽天にとって、セ相手の交流戦は気分転換にもなったはず。リーグ戦再開後も期待できますよ」(川崎氏)

 優勝決定後は「球団創設20周年の年に交流戦初優勝。歴史に名を残せるというか、非常にうれしい」と笑顔を見せた今江監督。5月21日にソフトバンクに0-21の大敗を喫したチームは、もうどこにもない。青年監督の振るタクトが、パの台風の目になるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    ドジャース地区V逸なら大谷が“戦犯”扱いに…「50-50」達成の裏で気になるデータ

  3. 3

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  1. 6

    やす子の激走で「24時間テレビ」は“大成功”のはずが…若い視聴者からソッポで日テレ大慌て

  2. 7

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  3. 8

    堂本剛、松本潤、中山優馬…そして「HiHi Jets」髙橋優斗の退所でファンが迎えるジャニーズの終焉

  4. 9

    「光る君へ」一条天皇→「無能の鷹」ひ弱見え男子…塩野瑛久は柄本佑を超える“色っぽい男”になれる逸材

  5. 10

    虎の主砲・大山を巡り巨人阪神“場外乱闘”に突入か…メジャー挑戦濃厚な岡本の去就がカギを握る