大逆転で王座奪還した体操男子団体エース橋本大輝に「王者の血脈」…大一番では抜群の安定感
金メダルを手にした橋本は「みんなに助けられたメダル。この4人がいなかったら、絶対に取れなかった」と感無量の表情を見せた。
橋本は大会前、相次ぐ故障に苦しみ、調整不足で開幕を迎えた。27日の団体戦と個人総合、種目別を兼ねた予選では連覇を狙った鉄棒の着地を乱して20位で予選敗退。個人総合は3位で決勝進出を決めたとはいえ、演技に精彩を欠いて不安を残した。
そんなエースを支えたのは「王者の血脈」だ。橋本は12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪個人総合金メダルの内村航平が追求した「美しい体操」の継承者。絶対王者のメンタルも引き継いでおり、全盛期の内村は全6種目をこなして心身への負担が激しい個人総合にこだわり続けた。満身創痍でも五輪や世界選手権の大一番では抜群の安定感を披露した。
橋本は当初、内村と比較されることに反発してきたが、勝つことを優先して「美しい演技」を受け入れたという。
体操ニッポン復権に王者の血脈ありだ。
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男子はこれまで五輪でメダルを100個以上獲得してきたが、女子は国内の競技人口が多いのにわずか2つのみ。いったいなぜ、これほどまでに「格差」がついているのか。
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