松山英樹“自爆”覚悟の危険なタイトル狙い…練習不足かつ体調不良、無理押して強行出場
このコメント通りなら、前週までは腰に痛みを抱えながらプレーを続けていたわけで、持病の腰痛がいつブリ返すか分からない状況なのだろう。
アスリートの体に詳しいフィジカルトレーナーの平山昌弘氏がこう言う。
「松山選手はこれまで、腰や首に繰り返し痛みが出ている。それは試合の間に疲れが取れないからではないか。疲れがたまることで、体内の老廃物が除去できず、基礎代謝が低下することで腰に痛みが出る。厳しい米ツアーに本格参戦して11年目ということですし、年齢も32歳なら体力的にきつくなっていると考えられます。本人も20代の頃より体力が落ちていると感じているはずです」
平山氏は続ける。
「松山選手は無理をする性格ではないそうですが、今回は練習不足で体調も万全ではないのに、年内の残り試合が少ないので、年間王者のタイトルを狙うため無理をおして出場したという。プロ野球選手と違い、プロゴルファーには引退はない。先々を考えれば数々のタイトルは欲しいでしょうが、この年齢で大きな故障をすると回復に時間がかかるケースも多い。体を大事にして欲しいですね」