大谷は「50-50」どころか「55-55」にも現実味!《ヒリヒリする9月》初体験で上積み期待大
ドジャース・大谷翔平(30)は小休止といったところか。
日本時間2日のダイヤモンドバックス戦は4打数無安打3三振で盗塁はなかった。チームは3-14と大敗し、連勝は4で止まった。
大谷は相手の先発右腕ファートに対し、2打席連続空振り三振に倒れるなど、バットから快音は響かず、今季11度目の1試合3三振で、3試合ぶりの無安打。前日のダ軍戦では2戦連続の44号本塁打を放ったが、「44本塁打-43盗塁」で足踏みである。
それでも、137試合「44本塁打-43盗塁」は、162試合で「52-51」ペース。「50-50」は机上の計算で射程圏だが、特筆すべきは本塁打のペースがここにきて8戦5発、4戦3発と上がっていることだ。
だとすれば「50-50」どころか、「55-55」も期待できるのではないか。
この日のド軍は同地区のライバルに大敗を喫したが、前日は初回、先頭打者の大谷からベッツ(31)、フリーマン(34)の3者連続本塁打が飛び出すなど、同地区2位のDバックスに勝利。82勝目を挙げて今季の勝ち越しが決まった。
大谷にとってチームの勝ち越しは、メジャー7年目にして初めて。エンゼルス時代の6年間、9月のモチベーションといえば個人タイトルだけ。いよいよ待ち望んだ「ヒリヒリする9月」、未体験ゾーンに突入する。
ここ5試合はオリオールズ(ア・リーグ東地区2位)、Dバックスと、プレーオフを狙うチームとの対戦で本塁打を稼いだ。
数日前にはDバックスに3ゲーム差まで詰め寄られ、負けられない試合が続く中で結果を出しているのだ。
大谷はそもそも勝負強い。