大谷の3度目MVPは《ほぼ確実》…DH初の受賞を後押しする「初物好き」な米国人気質
しかも大谷自身、その米国人気質を持ち合わせている。
花巻東(岩手)時代には、高校からいきなりメジャー挑戦したいと公言した。ドラフト1位クラスの高校生が、日本のプロ野球を経ずに本気でメジャー挑戦しようとしたのは大谷が初めてだ。
ドラフトで日本ハム入りしてからは、プロでだれもやったことのない投打の二刀流に当たり前のようにチャレンジ。否定的な声も多い中、だれよりも速い球を投げ、だれよりも打球を遠くに飛ばすためのトレーニングを積み、実際に結果を出した。
米国でもベーブ・ルース以来の二刀流にチャレンジ。最初にポスティングでメジャー挑戦した際の球団選びで、本人が何より優先したのは投打の二刀流に挑戦させてもらえる環境で、それがエンゼルスだった。
「大谷は『48-48』とすでにメジャー記録を更新して、これまでだれもやれなかった領域に足を踏み入れています。WARの数値で多少、リンドアの後塵を拝しても、MVP投票の有権者に与えるインパクトは比較にならない。パイオニア精神を尊ぶ米国人気質からいっても、3度目のMVPはほぼ確実だと思いますよ」とは前出のデービス氏だ。
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大谷ファンの審判も少なくない。実は、彼らによって大谷は「助けられている」という。いったいどういうことなのか。
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