大谷「50-50」を邪魔する難敵ブレーブス…強力投手陣はワイルドカード争いで死に物狂い
メジャー史上初の「50ー50」(50本塁打、50盗塁)を目指す大谷翔平(30)のドジャースは日本時間14日から敵地アトランタでブレーブスと3連戦を行う。
昨季までナ・リーグ東地区6連覇のブ軍は強力投手陣を擁し、チーム防御率3.50はメジャートップ、被本塁打134は30球団最少だ。75勝67敗の勝率.541で、ナ・リーグのワイルドカード争いでは3位メッツと1ゲーム差。4ゲーム差で5位カブスが迫っており、1試合も落とせない状況だけに、ド軍相手に強力投手陣を惜しげもなく注ぎ込んで来るだろう(記録は13日現在)。
シュウェレンバック以降の先発は左腕セール(35=16勝3敗、防御率2.38)、右腕モートン(40=8勝8敗、同4.11)の両ベテランが続く。大谷にとって2人のベテランは厄介だ。
セールは現在、勝ち星、防御率、奪三振(213)は、いずれもリーグトップ。タイトル争いの行方を予想したMLB公式サイトは11日、ナのサイ・ヤング賞候補筆頭に挙げた。過去に2度、奪三振王(15、17年)になっているものの、これまでサイ・ヤング賞は候補に留まった。ベテラン左腕は自身初の栄誉とチームのポストシーズン進出をかけてド軍打線に立ち向かうのは必至。