大の里は「ダメ大関の仲間入り」するのか 昇進した途端に勢い衰え陥落、土俵は「元大関」だらけ

公開日: 更新日:

 角界OBが言う。

「近年は力士の現役寿命が延びたこともあり、大関になった時は『すでに力士として完成されていた』『昇進時には全盛期を過ぎていた』ということも少なくない。横綱の照ノ富士はともかく、大関らしい大関といえば貴景勝くらいでしょう。22歳の若さで昇進し、ケガと戦いながら大関30場所を誇りましたから。大の里はまだまだ発展途上。これまでは192センチ、182キロの恵まれた体格と素質だけで相撲を取っていた。先場所9勝6敗と壁にぶつかり、今場所から師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)に左おっつけを教わったことで相撲の幅が広がり、今場所の優勝につながった。つまり、伸びしろは十分。カラダも強いし、大関になってさらに強くなる可能性は高いですよ」

 若手親方も「以前は稽古をサボるようなこともあったそうですが、素質だけでガンガン勝てるのだから、ナメるのも無理はなかった。でも、壁にぶつかってからは意識も変わったともっぱらです」と話す。

 来場所から連続Vで一気に横綱昇進となっても不思議ではない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  2. 2

    やす子の激走で「24時間テレビ」は“大成功”のはずが…若い視聴者からソッポで日テレ大慌て

  3. 3

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    阿部巨人が《もっともビビる》阪神投手の復帰でCS戦々恐々…Gナインに根付く苦手意識

  1. 6

    阪神・大山悠輔を絶不調に変えた根本原因…良かれと取り組んだオフの肉体改造が裏目

  2. 7

    兵庫パワハラ知事やコバホークも? 東大→官僚→政治家は“ピカピカの経歴”にあらず旧いタイプ

  3. 8

    やす子「24時間テレビ」での好感度上昇は諸刃の剣…早くも“イジリにくい芸人”になる懸念

  4. 9

    キムタクが迫られる「主役の座」からの退場…盟友からも“二番手”降格を提言される異例の事態

  5. 10

    神田正輝「旅サラダ」“有終の美”前に拒絶態度は変わらず…沙也加さん元カレ舞台中止で復帰は絶望的