「カネは出すが口も出す」ヤ軍と「口は出さない」ド軍…両球団オーナーは正反対

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 全米の野球ファンの人気を二分する両球団のオーナーは対照的だ。

 ド軍のマーク・ウォルター氏(64)は運営会社である「グッゲンハイム・ベースボール」の筆頭オーナーを務め、2012年に球団を買収。14年、ア・リーグのお荷物球団だったレイズを強豪に押し上げたアンドリュー・フリードマン氏を編成トップに招き、常勝球団の礎を築いた。

 同オーナーは、本業の投資顧問会社をニューヨークやシカゴで経営していることもあり、球団運営にはほとんど口を挟まない。昨オフ、大谷との契約時に同席したように、ベッツ、フリーマンらスター選手と大型契約を交わす際、顔を出す程度だ。

 一方、ヤ軍のハル・スタインブレナー氏(54)は何かと表に出てくるタイプ。ヤ軍の運営企業「ヤンキー・グローバル・エンタープライズ」のトップとして、自前のケーブルテレビ局を運営し、プロサッカーチームにも出資するなど、ビジネスを拡大。業績は右肩上がりで、経営者としては一定の成功を収めており、名物オーナーとして知られた父・ジョージ氏(故人)同様、カネは出すが口も出す。

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