群馬勢として初の快挙!センバツ制した健大高崎の「スペクタクル」な資金力とスカウト活動
紫紺の優勝旗を初めて群馬県にもたらした。
昨31日のセンバツ高校野球決勝戦は、健大高崎(群馬)が報徳学園(兵庫)に3-2で勝利。群馬県勢のセンバツ優勝は史上初の快挙である。
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健大高崎は2002年創部。当時から指揮を執る青柳監督は、機動力を駆使した「機動破壊」をモットーに、12年のセンバツではチームを4強に導いた。
現在は機動破壊に加え、「スペクタクルベースボール」も掲げている。「見る者を魅了する壮観な野球」という意味だという。
セ球団のスカウトは「監督やコーチ陣の指導力もさることながら」と、こう続ける。
「投じる資金もスペクタクルですよ(笑)。ある強豪校の監督は『健大高崎野球部の年間予算は1億円。ウチじゃ逆立ちしたって出してもらえない』と話していたほど。さすがに1億円はやっかみ半分かもしれないが、施設の充実ぶりは高校随一と言っても過言じゃない。専用グラウンドは当然、プロ並の室内練習場に各種マシンを備えたトレーニングルーム……野球部の専用合宿所は2つもあり、大浴場とサウナも完備されている。指導者も多く、監督、部長を除いたコーチ、トレーナーだけでも10人。人件費だけでもバカになりませんよ」