藤川阪神のリリーフ酷使に賛否…「連投数に制限なし」宣言で救援陣3人が70試合超ペースのフル稼働

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「勝てる試合は勝ちに行くのが正解」の指摘も

評論家の飯田哲也氏は、「この時期から連投したり、登板数が増えたりすれば、疲労蓄積によるパフォーマンスの低下や故障といった反動が出る可能性はある。昨季の広島のような夏場以降の失速も怖い。でも、藤川監督はそうしたリスク、批判は覚悟の上ではないか」と、こう続ける。

「私は連投数に制限を設けないことには賛成です。就任1年目で勝ちたい思いは強いはず。シーズン序盤といえども、勝てる試合は勝ちに行くのが正解だと思う。逆に投手を温存して逆転負けすれば、批判されるわけですから。今は2連投しただけで、コンディションがイマイチとなれば、トレーナーがストップをかける時代です。10連投させるかどうかはともかく、石井のようなタフな投手には、3連投くらいは普通にこなしてほしい、登板試合数を増やしてほしいと思っているのでしょう」

 さらに飯田氏が続ける。

「もちろん、リスク管理は綿密に考えているはずです。開幕戦で村上がいきなり9回途中135球を投げましたが、先発が行けるところまで行く機会は増えるかもしれない。試合前の練習量を調整したり、一、二軍の入れ替えによるやりくりも想定しているのではないか」

“球児流”投手起用の成否はいかに……。

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