「首都大地震 揺れやすさマップ」目黒公郎監修

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 そしてこの地域の中でも、現在の大島、北砂、南砂あたりには、かつて「太郎兵衛新田」や「八右衛門新田」といった地名が並び、新田が広がっていたことも見て取れる。現代地図には、東日本大震災時に東京ガスの地震防災システムによって記録された震度分布が細かく表示されており、墨田区、江東区、江戸川区の一帯は、ほとんどの場所で震度5強の揺れに襲われていたことが分かる。

 本書では、東京23区と横浜、千葉など60地域を取り上げている。現在の住まいはもちろん、引っ越しや土地購入を検討する際には、その場所の生い立ちを知っておくべきだ。

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