「ワクチンの罠」船瀬俊介著

公開日: 更新日:

 13~16歳の少女が対象となり、2010年から推計342万人に打たれた子宮頚がんワクチン。ところが今、全身の痛みやマヒなどの副作用報告が1926件も寄せられ、大きな問題となっている。

 一方、厚生労働省では“積極的推奨”は控えながらも、接種を続行する姿勢だ。本書ではこの問題を皮切りに、31年間ひとりも発症していないのに接種が強行されているポリオ、接種の有無で発症率に差のないことが明らかになったインフルエンザなど、さまざまなワクチンの問題を明らかにしている。

 背景にあるのは、国と製薬会社、そして医師の癒着。そもそも子宮頚がんの原因はウイルスではなく、ワクチン自体が無意味であったという驚きの研究データも明らかにしている。
(イースト・プレス 1400円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット