「新版 はじまりは大阪にあり!」井上理津子著

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 成田空港にも登場して人気のカプセルホテル。第1号は大阪・阪急東通商店街の「カプセル・イン大阪」で、1979年に誕生した450室は現役で稼働中である。当時の中野幸雄・ニュージャパン観光社長がキューブリックの「2001年宇宙の旅」などから発案した。

 ビジネスホテル不足でサウナに泊まる人がいるのを知り、「半額で泊まれる客室」を造ろうと、中銀カプセルタワーで注目された黒川紀章氏に設計を依頼、意気投合した。宇宙船のようなスペースが人気で、交通ストの前夜は働きバチたちで満室に。他に、日本初の霊柩車、世界初の電卓など、大阪発のユニークなビジネスを満載。(清風堂書店 1800円+税)


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