「宇宙人に、いつ、どこで会えるか?」二間瀬敏史著
科学の世界でアインシュタインの特殊相対性理論の「E=mc2乗」に次ぐ2番目に有名な「ドレイクの方程式」というのをご存じか。
N=R*×L×fp×ne×f1×fi×fc
それぞれの因子の説明は省くが、この方程式を提唱したフランク・ドレイクは、そこから「1年に10個の恒星が生まれて、その半分が惑星を持ち、生命の誕生に適した惑星の数は2つ、その惑星には必ず生命が誕生し、知的生命にまで進化するのはその1%で、文明の存続時間は1000~100万年である」、つまり、知的生命に出合える可能性は極めて少ないにしても決してゼロではない、ということを導き出し、宇宙人探索の「オズマ計画」の意義を裏付けた。
他に、ドップラー法、トランジット法、重力レンズ利用など5つの太陽系外の惑星の見つけ方も解説。地球外生命発見の最前線が分かる本。
(さくら舎 1500円+税)