「人体の限界」山﨑昌廣著

公開日: 更新日:

 人間にはさまざまな限界がある。「能力の限界」「我慢の限界」「許容の限界」……。

 そんななか、「人体の限界」とは何か? を調べたのがこの本。「見る力」「投げる能力」「俊敏性」など興味深い項目が続くが、例えば、「速く走る限界」では理論上100メートルを9秒35で走ることができるという。スタートダッシュ、中盤加速、後半の追い込みが得意な人のそれぞれの最高タイムをつなぎ合わせると、この数字になるという。

 2017年12月時点の100メートル、200メートルの世界記録保持者はジャマイカのウサイン・ボルトで、それぞれ9秒58と19秒19。すでに人間の限界まで0・23秒にまで迫っているという。「寿命の限界」は125歳で、平均寿命の最大値は115歳なのだそうだ。

(SBクリエイティブ 1000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末