「からだの異常はなぜ左に現れるのか」花山水清著

公開日: 更新日:

「モルフォセラピー」という体の歪みを正す施術を開発した著者だが、もとは美術家。人体のデッサンを通じて「アシンメトリー理論」という人体の左右差を発見し、解剖学や生化学を学びながらその原因と解消法を追求してきたという。

 たばこのニコチンやジャガイモの芽に含まれるアルカロイドが体内に入ることで、筋肉や細胞の形態異常が起こり、これが体の歪みにつながると本書。頭痛腰痛などのほか、消化器障害やがんなどの原因にもなるとしている。

 自分でできるモルフォセラピーの一例も紹介。腰に両手をまわし、親指で背骨をなぞりながら骨のズレを見つけ、左親指は右へ、右親指は左へ向かって滑らせる。

 原因不明の不調があるなら、試してみる価値はありだ。

(廣済堂出版 800円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由