「きちんと理解する イギリスの歴史」内藤博文著
世界史を先取りし、各国の歴史と交錯するイギリスの歴史に通じるということは、世界史のキモが分かるということ。そんなイギリス史をおさらいする歴史テキスト。
現在、イギリスは本島のイングランド・スコットランド・ウェールズ、アイルランド島北方地域の北アイルランドの4つの地域から形成される。それぞれが「国」で、もともとはひとつの国にまとまっていたわけではない。
特に本島の3国の勢力争いは長く続き、歴史の半ばまでは3国時代といってもいいほどだという。その3国の成り立ちなどの基本をはじめ、ウィリアム1世の支配を確立させた土地台帳「ドゥームズデーブック」から「ブレグジット」まで。108のキーワードで読み解くイギリス史講義。
(河出書房新社 780円+税)