<25>若手医師に漂う疲れた気配
「取材の元手もかかってるしなあ」
夕刊紙の先輩記者が苦笑した。
山岸良介は、黄斑上膜の手術の前日に聖ヨハネ友愛病院に入院し、八日後に退院した。退院日にレセプトを見ると、白内障の診療報酬が六千五十点(六万五百円)、黄斑上膜の手術が四万千五百五十九点(四十一万五千五百…
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