(18)警護しないと身の危険があると
「永山先生の居場所をご存じありませんか」
朱里は意味がわからないというように首をかしげた。その表情からは、なにも読み取れない。
「平日ですから、研究所に行っているはずですけれど」
朱里が不思議そうにこたえた。
「先生はきょう研究所にいらっしゃらなかった…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,306文字/全文1,446文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】