「『人生の地図』のつくり方」橋本努著
「『人生の地図』のつくり方」橋本努著
一般的に「やりたいこと」は①自分に「できること」、②自分が「したいこと」、③自分が「価値ある」と思うことが重なる領域にある。だが、自分の能力や動機、価値観は人生の歩みとともに変化する。やりたいことを探すとき、最初から自分の「天職」を想定しなくてもよい。できることを探して変更していけばいいのだ。
だが人の人生には重心のようなものがあって、試行錯誤を繰り返しながらも譲れないものや、絶えず引き戻される地点がある。自分の人生を考えるときに何か自分を思いとどまらせるもの、それが「アンカー(錨)」である。
社会経済学の教授によるアドバイス。 (筑摩書房 2310円)