「京都の最強神社」島田裕巳著
「京都の最強神社」島田裕巳著
著者が定義する最強神社とは、古事記や日本書紀などの神話に登場する有力な神々を祭る神社のこと。京都に鎮座する最強神社12社を取り上げ、平安京遷都(794年)から明治政府による東京遷都(1869年)まで、1000年以上にわたって都であり続けた京都の歴史を振り返る歴史テキスト。
京都には、平安京遷都以前から賀茂神社、伏見稲荷大社、松尾大社、梅宮大社、貴船神社の5つの最強神社が鎮座。中でも賀茂神社は特に重要な存在だという。まずは平安京誕生後、朝廷からあつく信仰された賀茂神社が、伊勢神宮に匹敵するほどの存在となった背景を読み解いていく。
以降、京都の最強神社それぞれの祭神にまつわる伝承や、歴史をひもとき、日本史との関わりを解説する。 (祥伝社 1034円)